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Windows10でPATHを設定する方法 (SETX編)

こんにちは、Moeruzeの開発者の松本です。

前回はコントロールパネルからGUIでPATHを設定しました。
今回はコマンドプロンプトからCLIでPATHを設定する方法を紹介します。

現在のPATHを確認

まずは現在設定されているPATHを確認します。
シンプルにPATHと実行するだけです。

Command Prompt

C:\Users\user> PATH

こんな感じで現在のPATHが表示されます Command Prompt

C:\Users\user> PATH
PATH=C:\ProgramData\xxxxxxxxx......

ちなみにPATHとはただのWindowsグローバル変数です。
今度はコンソール上に文字列を表示するECHOコマンドを使ってPATH変数を表示させてみましょう。

Command Prompt

C:\Users\user> ECHO %PATH%

先程PATHコマンドで表示させたもとと同じものが表示されましたか?
ちなみにPATHに限らず、Windowsの変数を使用するときは%で変数名を囲います。

現在のPATH新しいものを追加する

それではPATH変数を書き換えてみましょう。
Windowsで永続的な変数を設定するコマンドはSETXです。
そのコマンドプロンプト上だけの一時的な変数を設定するコマンドはSETです。

PATHはコマンドプロンプトを閉じても永続して設定される必要があるので、SETXを使用します。

SETXの文法は、

SETX 変数名 値  

です。
ものすごくシンプルです。

ただし完全に値の上書きなので、ものすごく注意が必要です。
下手に空文字などで設定を上書きしてしまうと、取り返しのつかないことになります。
気をつけましょう。

それでは注意しながら実際にPATHを設定してみましょう。

C:\Users\user> SETX PATH "%PATH%;my-new-path"

既存のPATHにmy-new-pathを追加しました。
;は文字列の区切り文字です。
こんな感じで表示されればOKです。

C:\Users\user> SETX PATH "%PATH%;my-new-path"
SUCCESS: Specified value was saved.

これでPATHが設定されました。